戦争はダメ、だろう

昨日、突然ブログを再開したのは、ウクライナ戦争に続いてパレスチナでもひどい状況の起こっていることが報道される一方で、この報道がどれだけ日本人に浸透しているかきになったから。我々が高校生から大学生だった頃には、ベトナムに平和をもたらすことが人生の目標の第1に掲げられていたほどだった、のだが、今やベトナム戦争なんかは死語となり果て、ウクライナに対する反戦運動すら息切れし始めている、その格差が気になったからだった。

一夜明けて今日、日本のテレビが報じているのは、参議院選挙徳島高知選挙区と衆議院議員長崎4区での開票速報。選挙は決して人気投票ではない!我々一般国民の生活に直結する選挙なのだ。大丈夫か?日本人。両選挙区でどちらが勝つかはまた明らかに勝っていない。いずれにせよ・・・。

ウクライナでもガザでも、いざ戦争が始まったら一般国民の生活がひどいことになるということは日々報じられてニュースで想像できるが、我々はそれを「我がこと」だと思っているのだろうか?何か遠いところの出来事のように思ってはいないだろうか。「敵基地攻撃能力」とか「台湾有事」といった言葉を本当に具体的にイメージしているのだろうか?

北朝鮮がミサイルを発射することを報じるニュースを聞けば誰でもわかるように、北朝鮮がミサイルを発射することすら自国の防衛システムで判断できない日本の国防能力は、とても「敵基地攻撃能力」などと声だかに主張するレベルにないことは誰の目にも明らかだろう。憲法改正によって第9条に手を加えようと考えている人たちは、それによって日本の安全保障のレベルが上がると本当に考えているのだろうか?

まもなく始まる国会で「減税」や「安全保障」についての議論が行われると言われているが、それは日本国民を幸福にする道につながっているのだろうか。そのようなマスコミ報道について、私は楽観的すぎると考えている。

日本のマスコミは大丈夫か?

私はかねてより、大正デモクラシーの後にどうして日本が戦争に突っ込んで行ったのか不思議で仕方がなかったが、昨今の日本の社会の変化を目の当たりにするにつれ、日本のマスコミの責任は非常に重いと思うようになった。

今日、京都では時代祭が行われた。幸いなことにTVでそのニュースを見なかったものの、しばらくはブログで日本のマスコミの問題点について書きたいと思う。手遅れかもしれないと思いつつも、手遅れにならないことを願いつつ。

 

戦争はダメ、だろう” に対して1件のコメントがあります。

  1. 土 屋 直 より:

    昨日、先生のブログ「戦争はダメだろう」をX(旧ツイ
    ッター)に無断で転載させていただきました。ご迷惑な
    ら削除しますので、その旨おっしゃって下さい。

    僕は歩合の営業をやっているので時間の自由がきき、後輩の
    紹介で知り合った奥田陳元さんという文学研究会の先輩の命
    令で1月にフリーマーケットで販売される同人誌に何か書く
    ことになりました。

    同人誌が出来ましたら先生に送付させていただきますので、
    その際にメールででも感想をいただきたいと思っております。

    それでは、先生もお体に気をつけてくれぐれもご健勝のこと
    お祈り申し上げます。

    敬具

    土 屋 直

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