ナカガワ・トモの講義を聞いた
今日の4講時、良心館で百合野ゼミ28期生( 本当は文化情報学部2期生・浦部ゼミ)の中川智博くんの講義を聞いた。いやぁ、成長していた。が、実は彼から今日の講義のことを聞いたときでさえ、彼が本当は文科情報学部生であったことなど、全く忘れていた。今出川キャンパスで見かける彼は例外なく外国人に話しかけていた、という記憶と、彼がカナダに留学していたときに必ずスカイプでゼミに加わっていた、という記憶ははっきりしているのだが、彼が本来の自分の自分のゼミ生ではなかったということは、実は記憶していなかったのだ。
久しぶりに教室に出向き、対面講義に出席したのだが、講義を聞いている受講生の実に真面目な態度が記憶に残った。ナカガワ・トモが「私の3回生までの大学生活はフットサルに尽きます。靭帯が断裂し、失恋し、自分の人生を見直して、次の一歩を踏み出したことが今の自分につながっています」と言うのを一生懸命キーボードを叩いて記録している姿を見て、私は「全部頭に放り込んだ法がいいよ」と言いたかったのだが、とくにコメントをしなかった。
いつから同志社の学生はこんなにまじめになったのだ?
私だって、麻雀と飲み会に明け暮れた日々だった。授業には友達に会うために出て行ったのであって、真面目に講義を聞く気はさらさらなかった。今日の講義の最初に、トモが「私の講義がつまらなかったら寝てくれてもいいし、出て行ってもいいよ」と言ったのはまさにそのこと。大学の講義を聞いて何かを得ようと思うのは、ちょっと違うよね、と思いながら、講義の最後の質疑応答を聞いていた。
質疑応答を聞いた感想。「いやぁ、今の学生は大変だなぁ。」トモが言っていたように、優先的に自分の好きなことをしたら後悔せずに済むかもしれないね・・・。