スマホデビュー

長らくガラケー➡️ガラホにこだわってきたが、ついにスマホデビューした。長期契約の優待も何もないままdocomoを使い続けて23年。安いahamoが発表されたこの時期に機種変更したのは、使っていたガラホのLineがサポートされなくなったのが主要因だった。メールはPC、SNSはiPad、電話はガラホ、と棲み分けていたが、Lineを使い始めるとその便利さから逃れることができなかった。

振り返れば、ガラケーからガラホに移ったのは、実は不可抗力だった。それまで使っていたラクラクホンの使い勝手が良かったので後継機種を買いに行き、「新型のラクラクホンに変えてください」と言ったかどうか忘れたが、その場で契約して持ち帰ったところ、充電口が変わっていたのでちょっと違和感。お店のお姉さんは一言も「これまでのラクラクホンとは違いますよ」と言ってくれなかったが、マニュアルを読んだらOSはAndroidだった。

このラクラクガラホ、画面はガラケーのまま小さくて読みづらく、最初から入っているアプリ以外のダウンロードはできないという、見事な中途半端さ。それまで何度もiPhoneに変えようと思ったことがあったが、日常的に使っているのはmacだし、iPadも持っている。電話するならスマホではなくケータイだろう、とこだわったのと、iPadよりもサイズの小さい iPhoneでdマガジンは読みにくいいだろうと勝手に想像して、スマホに変えなかったのだ。

「後悔先に立たず」というほどたいそうなこともないので、とりあえずガラホを使い始めたが、やっぱり画面が小さいくて使いにくい。それにも増して「正真正銘のmacユーザーがAndroidを使うのか」という暗澹たる気持ちの方が大きく、スマホデビューの機会を伺っていたところ、Lineが使えなくなった不便さが決定打となった。

5Gまでの繋ぎと思ってiPhoneSEに機種変更したところ、これが大当たり!スマホユーザーには「今頃そんなこと言ってるの」と」言われるかもしれないが、アプリを追加できることが大きかった。中でも、MyTunerにはClassicFMというイギリスの放送局が入っており、留学中にずっと聴いていた懐かしいFM放送が聴けるようになったのだ。移動中にこれを聞くための骨伝導ヘッドホンも購入して、30年前の日々を楽しんでいる。クラシックとクラシックの間にクリスマス・キャロルが流れて、心地よいことこの上ない。