胃カメラを飲んだ
20日のブログを読んだ良き友ハマダくんが「怖いぞ〜、痛いぞ〜、気持ち悪いぞ〜!!!」とfacebookで励ましてくれた胃カメラを、今朝飲んだ。
別に怖がっていたわけではない(くどいなぁ)が、昨夜ちょっとした忘年会があったので、ついつい胃カメラを飲む話をしたところ、まちまちのアドバイスをもらった。全身麻酔したら寝ている間に済んでしまう、とか、口から飲むのは苦しいけれど鼻から入れればマシ、とか、ま、「怖いぞ〜、痛いぞ〜、気持ち悪いぞ〜!!!」よりは多少思いやりのこもった個人的見解を聞きながら、最後になるかもしれないビールと熱燗を胃に流し込んだ。
「付き添ってあげようか?」という家内の申し出を断って、単身、病院へ。(オーバーな!)
順番待ちの人の多さにホッとする間もなく番号を呼ばれて中へ。看護婦さんの注意事項を聞き終わり、喉の麻酔ゼリーを口に含んで3分経つと、もう後戻りできない気持ちに。(別に怖がっていたわけではない)
小さなベッドに横むきに寝て、血中酸素濃度を測る器具を指先につけ、腕に血圧計を巻きつけると、ますます後戻りできない気持ちに。(別に怖がっていたわけではない)
そして先生が登場し、想像通りの胃カメラなるものが横にきて「鼻から入れるのではない」ことが判明。看護婦さんが肩を押さえながら「力を抜いてくださいね」と優しく言ってくれるのを聞きながら胃カメラが口に入るのを感じつつ、後戻りできないと観念。(別に怖がっていたわけではない)
で、瞬間的に「げっ!」とは言ったが、その後はとくに苦しくもない。太いうどんを飲み込む感じ(?)。先生と看護婦さんの声を聞きながら胃カメラは終了した。あっけなかった。その後モニターに映し出された胃も十二指腸もツルッツル。1972年秋に死にかけた十二指腸潰瘍穿孔の古傷もない。実に綺麗だった。帰宅後に出た下痢便も抹茶のように綺麗だった。
良き友ハマダくんが「怖いぞ〜、痛いぞ〜、気持ち悪いぞ〜!!!」とfacebookで励ましてくれた胃カメラはこうして一件落着した。